
製品仕様
商品名:MB家のメイド達 メロウ
メーカー:HOTVENUS
価格:27,830円(税込)
スケール:1/6
全高:約29cm
素材:PVC・ABS
原作:オリジナル
発売日:2023年11月
原型制作:きみどり
彩色:浴
評価・結論
⭐ 総合評価:★★★☆☆(3.0/5.0)
一言評価:ボディの造形は魅力的だが、デコマスとの差が惜しい一体。
✔ こんな人におすすめ
- ぴょん吉先生のイラストが好きな人
- 肉感豊かな造形やグラマラスなフィギュアが好きな人
- 多少の量産品クオリティの差を許容できる人
❌ おすすめしない人
- デコマスを見て購入を決めた人
- 顔の再現度やアイプリントを重視する人
- 細部まで高い完成度を求める人
フィギュアレビュー
全身








パッと見た印象は悪くありませんが、デコマスと見比べると全体的に劣化しているのが分かります。
細かな点については後ほど詳しく触れますが、総評としては可もなく不可もない仕上がりといったところです。
それでも、ぴょん吉先生のデザイン自体はとても魅力的なので、多少の不満はあるものの、全体としては概ね満足できるフィギュアでした。
上半身








フィギュアでまず視線が向かうのは、やはり「目」です。
それだけに非常に重要なポイントなのですが、本フィギュアのアイプリは少々残念な仕上がりでした。
表面がテカテカとした質感になっており、やや安っぽい印象を受けます。
さらに、顔の輪郭も元イラストと比べるとややふっくらしています。
わずか数ミリ程度の違いではあるものの、顔はフィギュア全体の印象を左右する重要な部分だけに、この僅かな差が意外と気になってしまいます。
加えて、髪の毛はデコマスと比べるとシャープさが不足しています。
デコマスも毛先はやや丸みがありますが、全体のディテールはしっかりとシャープに造形されています。
量産品で多少の劣化が生じるのは理解していますが、本製品はディテールの甘さが目立ち、デコマスとの差が大きく感じられました。
さらに、塗装もデコマスと比較すると見劣りします。
特にグラデーションの表現は明らかに簡略化されており、全体の完成度を下げてしまっている印象です。
一方で、良かった点もあります。
胸元のボリューム感や柔らかさの表現は、さすがHOTVENUSと言える完成度です。
肉感の造形は非常に魅力的で、このメーカーらしい強みがしっかりと発揮されています。
もしこの部分まで期待外れだったなら、今後このメーカーのフィギュアを購入することはなかったかもしれません。
下半身








下半身は、性器部分を除けばかなり完成度の高い仕上がりです。
むっちりとした脚の造形は見応えがあり、スカートの穴から飛び出た丸みを帯びたお尻も非常に魅力的です。肉感の表現が見事で、今にも柔らかさが伝わってきそうな造形となっています。
また、ふわりとたなびくスカートは動きが感じられる優雅な仕上がりです。フリルもフィギュアとして再現できる限界に近い薄さで造形されており、繊細さと立体感を両立しています。
胸






着衣ver.のお胸。
大きなお胸が下着によってぎゅっと押さえつけられており、むにっとはみ出した肉感表現が非常に魅力的です。
布越しでもしっかりとボリュームが伝わってくる造形で、思わず目を奪われます。








裸ver.のお胸。
窮屈な下着から解放されたことで、圧倒的な存在感を放っています。
豊かなボリュームはもちろん、肌の質感や乳首・乳輪の塗装も非常に丁寧で、アダルトフィギュアメーカーらしいこだわりが感じられる仕上がりです。
乳首はやや大きめに造形されています。個人的には非常に好み。
性器


本フィギュアの販売元であるネイティブは、「エロティシズムをまじめに考える会社」というコンセプトを掲げています。
しかし、この部分の造形を見る限り、その理念が十分に反映されているとは感じられません。
特にフォルムが全体的にシャープすぎて、人体特有の柔らかさや自然な丸みが失われています。造形が簡略化されており、リアリティという点では物足りない印象です。
近年では、成人向けではない一般向けフィギュアでも、衣装越しの肉感やシルエットを巧みに表現しているメーカーが数多くあります。それらと比べても、本製品の造形は見劣りしてしまいます。
別にクリやビラビラの部分まで細かく造形して「めちゃくちゃ卑猥にしろ!」とは言いません。
ただ、もう少し丸みを持たせるなど、人体らしい柔らかなフォルムを意識した造形であれば、全体の完成度はさらに高まっていたように感じます。
尻尾




尻尾は圧倒的なボリューム感があり、モフモフ感も見事に表現されています。
毛束の密度が高く、思わず触れてみたくなるような存在感があり、このフィギュアの見どころの一つと言えるでしょう。
髪の毛と同様に毛先はやや丸みを帯びていますが、尻尾はもともと毛量が多く、モフモフとした質感のため、それほど気になりませんでした。
胸取り替えパーツ

【裸Ver.】へ換装するためのパーツですが、残念ながら普通に差し込むだけではしっかりとはまりませんでした。
着衣と裸を切り替えられる成人向けフィギュアでは、このような個体差や組み付けの渋さは決して珍しくありません。そのため対処自体には慣れていますが、できれば着衣パーツと同じように、スムーズに取り付けられる設計にしてほしかったところです。
これは設計や精度の問題と言わざるを得ないため、今後は改善されることを期待したいですね。
とはいえ、頻繁に付け替えるパーツではありませんし、私は基本的に着衣状態で飾るため、個人的にはそこまで大きなマイナスポイントではありませんでした。
台座

台座は元イラストには描かれていないオリジナル要素ですが、作品の「水」のイメージを取り入れた、水しぶきをモチーフとしたデザインになっています。
水しぶきが跳ね上がる一瞬を切り取ったような躍動感があり、透明感のある造形も相まって非常に美しい仕上がりです。メロウのイメージにもよくマッチしており、フィギュア全体の雰囲気を引き立てています。
また、足元を支える軸には破損しにくい金属製の軸が採用されているため、安心して飾ることができます。
特典

特典として、本フィギュアの元になったぴょん吉先生のイラストを使用したポストカードが付属しています。
フィギュアとあわせて元イラストも楽しめる内容となっており、ファンには嬉しい特典です。
総評
『MB家のメイド達 メロウ』は、デコマスからの劣化が目立つ一方で、肉感表現やボディラインの造形は非常に魅力的なフィギュアでした。
特に胸や脚、お尻、尻尾の造形は完成度が高く、ぴょん吉先生の描くグラマラスな魅力をしっかりと立体化しています。一方で、顔の造形やアイプリント、髪のシャープさなど、第一印象を左右する部分のクオリティがデコマスより大きく落ちてしまっている点は非常に惜しく感じました。
また、性器の造形や換装パーツの精度にも改善の余地があり、成人向けフィギュアメーカーとしては、もう一歩踏み込んだ完成度を期待したいところです。
とはいえ、全体として見れば十分に満足できる仕上がりであり、ぴょん吉先生のイラストやメロウのデザインが好きな方であれば、購入して後悔することは少ないでしょう。
デコマスとの差に目をつぶれるかどうかで評価は分かれますが、造形そのものの魅力は確かに感じられる一体でした。













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